マクロ経済スライドは毎年実施を
マクロ経済スライドは、現役世代の減少等を考慮し、緩やかに年金額を減らす仕組みである。
しかしながら、前年比でマイナスの改定になる際には、マクロ経済スライドの調整率は翌年度以降に繰り越される(いわゆるキャリーオーバー制度)
おそらく来年や再来年は、マクロ経済スライドが実施されるであろう。
以前から、毎年実施していたなら、キャリーオーバーになることもなかったのである。
そもそも日本の年金は、現役世代からの仕送りであり、インフレに強いとされてきた。しかし、来年以降、物価上昇により、年金額を引き上げることは難しい情勢だ。
でも、このままマクロ経済スライドを実施しないと、将来受け取る、今の現役世代を苦しめることになる。
ともかく、毎年マクロ経済スライドを実施して、年金をゆるやかに減少させるべきだ