政治にレモンを少々  Want to talk about politics

政治を語りたい女のブログです。

原発事故の指揮はだれがとるのか

東日本大震災津波によって、福島第一原発が被災。原子炉建屋が爆発した映像は、世界中に発信された。

当時の首相が、事故直後、自衛隊機で福島第一原発を訪問した。これはのちに大きな批判の声が上がった。

 

たぶん、首相が被災地を訪れなかったら、なぜ現場を見に来ないのか?放射線を気にしているのか?と批判を浴びたかもしれない。

 

では、電力会社の本店に任せればいいのか。当時、ドライベントという作業をしようという方針だった。ベンドは原子炉から大気に放射性物質がまき散らされる。

でも、現場の作業員が大量の被ばくをするリスクまで、考えていたのだろうか。

 

では、福島第一原発の所長が指揮をとることはよかったのか?

もうだれにもわからないと前置きしたい。現場指揮はされていたと思うが、原子炉は時間を追うごとに悪化した。多少の何らかの措置をしたところで、事態が急速に改善する可能性はなかった。結果、原発にいた人は、被ばく限度を超える人もいた。

 

日本の組織の特徴として、曖昧でうやむやになること。

また政治家が全責任を負って、なにかしたところで、政治家になにができるのかと批判を浴びるし、

なにかしなかったら、それはそれで無策だと批判されるだろう。

 

国民もまた批判ばかりしていないで、政治家に不満をぶつけるだけだ。もっと自分で考え、自己責任で考えるべきだ。